建築面積7坪という厳しい制限のなか、どんな植栽空間が可能になるか、挑戦でもありました。建築面積が大きい小さいに拘らず共通していることは、天井高と階段スペースはそう変わりはないということです。造作技術を巧みに使うことで植栽空間の可能性が広がりました。
植物のある暮らしが日常に溶け込んでいる、そんな自然な空気感を出すために植物は必要以上に手を加えず生きたいように生かす、そうすることで植物の特性が顕著に現れ自生感を体感することができる。剪定した葉などを水挿しで発根させて、また土に戻す。植物のサイクルと同調することで自然な感じに映る空間づくりができました。
「五感を刺激する、二人暮らしための体験型セレクトショップ」をコンセプトにしているので、植物、木、石などの自然要素を使って自然回帰できる、店に一歩足を入れた瞬間から感覚がフル稼働するような空間にしようと考えました。