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コロナ禍で人が求めたコト

暮らし

コロナ禍において、働き方やライフスタイルが変化して、テレワークや不必要な外出を避けるようになったことで、お家時間が増えています。そんな中で、アメリカでは4人に1人がガーデニングを始めたという調査結果がでているそうです。日本でも、今同じようなことが起きています。

 

コロナ禍で4人に1人が植物に対する関心の変化を感じると回答

コロナ禍における植物に関する関心の変化について聞いたところ、4人に1人が変化を感じていました。「とても」「やや」変化を感じている人の合計を年代性別でみると、10代女性(34%)が最も変化を感じており、平均を約1割上回りました。次いで30代女性(32%)、20代女性(29.2%)の順となっており、若い女性を中心に関心が変化していることがわかりました。

 

3割弱がコロナ禍で観葉植物を育て始めたと回答

自宅に観葉植物がある人に対して、いつから自宅にあるか聞いたところ、1年以内が2割弱、2年以内が1割弱と、3割弱がコロナ禍になってから観葉植物を育て始めたことがわかりました。顕著なのは居住形態で、観葉植物を育てている人のうち賃貸住宅(一戸建て・マンションほか)に住む人の4~5割はコロナ禍以降に育て始めており、全体平均より1~2割高い結果となりました。このことから、在宅時間が増えたことで居住空間を見直す時間が生まれ、観葉植物への興味が高まったと推測します。

 

コロナ禍で観葉植物を育て始めた理由は「癒しを求めて」

自宅の観葉植物を入手した理由を聞いたところ、半数以上が「インテリアとして自分で購入した」と回答しました。入手時期と掛け合わせてみると、コロナ禍(1年以内+2年以内)で入手した人の最多回答はいずれも「癒されたいので自分で購入した」で、コロナ禍で観葉植物を育て始めた最大の理由は「癒しを求めて」だったことがわかりました。

 

■コロナ禍で観葉植物を入手した人の4割がリラックス効果を実感

観葉植物がもたらす効果について聞いたところ、「リラックス効果」を感じている人は2割、知っている人は6割でした。また、空気清浄効果を「実感がある」「知っている人」は6割であり、加湿効果については4割の人が知らないと回答しました。

 

引用:第一園芸株式会社「観葉植物に関するアンケート調査」より

 

 

コロナ禍で顕著に見られたことがあります。それは、人は食事、ショッピング、娯楽などの日常的な欲求を制約されると、どういう行動をしたかというと、公園に散歩に行ったり、ガーデニングを始めたりしました。これは、人が自然とつながりたいと思う本能的欲求を満たそうとしていたようです。