CASE 事例
ショップの入口には、ウッドチップと松葉砂利が埋め尽くされています。森林や小川などに足を踏み入れたかのような足裏の感覚と踏みしめた時の音を体験できます。目前には、光を求めて生きようとする植物の姿形が現れ、自然回帰した感覚になることでより好奇心を生ませることが出来ます。光をより浴びた植物は自由奔放に伸びていきますが、その成長がより一層愛しいものになります。
ありのままの自然を取り込むことは良いが、「暮らし」というフィルターを通した時の魅せ方があるのではないか。植物が壁や床から生えているように見えたら自生感が出て不思議な感覚になり、暮らしの景色が大きく変わって参ります。また、ご提案する内容は管理の容易さという面でも大きなポイントになります。
ショップでは至るところに石を使っていますが、テラスではあえてデザインコンクリートで造形した岩や石を配置しています。さまざまなサイズの穴を開けて植物が入るように設計することで、まるで植物が岩や石に着生した自然の景色を眺められる空間になっています。「暮らし」というシーンでは、造形石は軽量で移動もできますので、自然を感じられる空間を創作しやすくなります。