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緑はあるけどスッキリしている空間

導入事例

【お客様のご要望】

・緑があってもスッキリした感じに
・形が変わってるものがいい
・お手入れが難しくないもの

 

シューズボックスには、弊社オリジナルの手作りの器に観葉盆栽を組み合わせてみました。しつらいは、自然石を。世界のどこにもない、たったひとつの風景がここにあります。エントランスは多少スペースがあるので、大きくもなく小さくもなく、ほどよい高さの植物を底上げして圧迫感がない高さで収めています。ここで注意することは、葉の量があり過ぎると圧迫感が出てしまうので、壁の白い色が枝葉の間からしっかりと見えるくらいの葉数の品種にすると空間が抜けていいですね。

この洗面台のスペースだと、みなさんはどのような植物をセレクトしますか?これには正解も不正解もありませんのでイメージしてみてください。ポトスなどのつる性をアイアンに這わしてもおもしろいですね。今回リフレクサ・コンパクタを選定した理由は、明るさが確保できる場所では生長速度も早くなります。すると葉が多くなり手元の動線が邪魔になる可能性が高くなります。であれば、生長速度の遅い背丈のあるサイズで葉の量を少なくした品種にして、手元の動線を配慮することがいいかなと思って選びました。

また、廊下に床置きすることは少ないかもしれませんね。弊社の場合は、結構置くことがあります。思いのほか動線の邪魔にならないんです。もちろん、サイズ感は気をつけましょう!では廊下を歩いている時を想像してください。目線はどこを見てますか?ほとんどの人がまっすぐだと思います。床の模様や経年変化などは慣れると気にしないと思います。例えば、植物がそこに置いてあったらどうでしょう。目を向けなくても視界には緑が入ってきます。すなはち、空間認知している証拠になります。無意識のうちに、床の緑から奥の扉や天井までの空間を広く感じとっていることになります。

このように、植物は住まい手が快適で安全に暮らす上で、動線の確保や空間認知をする役目を果たしてくれるのです。

余白のある形の植物は、その場所に適したサイズ感より背丈があってもそんなに違和感がなくスッキリと感じると思います。何といってもラインがステキですよね!もちろんデザイン性だけでなく、余白があることは通気性が良くなるので、蒸れが少なくなり表土も乾きやすなり根腐れ防止にもつながります。よく、植物は通気性のいい場所に置いてください、と聞くと思います。確かに正解です!ですが、それ以前に植物の個体自体を間引き(枝葉が混み合っている箇所を葉と葉が重ならないようにする剪定)して余白をつくり、通気性を良くしてあげることが先決ですから、ぜひお試しあれッ(^^)