BLOG

パーソナルケアについて

お手入れ

植物を購入後によく耳にすることがあります。少し経ったら調子が悪くなってきた、どこをどう切っていいのか分からない、などなど。わたしたちは、植物をご提供するだけでなく、その後のアフターとしてパーソナルケアを有料で行っております。それは、植物を枯らさないために、考えられるリスクを最小限にする作業が必要になるからです。その方法を伝えて、お客様自身ができるように導くことまでが、わたしたちの仕事になります。その一例をご紹介いたします。

 

【剪定の事例】

年4回の定期点検の際に、お客様に送っていただいた写真を確認して、健康状態や痛みの症状がでてないかなどを点検します。みなさんは植物が健康に育って、葉がもりもりになってくると嬉しいと思います。ただし、葉が多すぎても植物に取っては良くないんです。室内は室外と比べると、明るさや風通しなど制限がありますので、植物のストレスを多少なりとも減らしてあげることが、長い間を健康で育てるための大切な要因になってきます。

 

■グレープアイビー

剪定前:「葉が生長して密集しているので、赤丸辺りの茎を5-6本根元からカットしてください」と伝える

剪定後:器や背景が少し見える程度に透かすことができているので、明るさや空気が流れやすくなる

 

■ゲッキツ(シルクジャスミン)

剪定前:「株元の葉が多くなり通気性が悪くなっているので、間引いてください」伝える

剪定後:足元がスッキリして明るさや通気性が良くなり、表土が乾きやすくなり害虫予防にもつながる

 

このように、作業前にどこをどのように切るかなどを伝え、実際にできているか作業後の写真を送っていただき確認することで、お客様がもっと切っていいんだ、ここは切ってはいけないんだという判断基準を認識することができます。これを繰り返し行なうことで、剪定の仕方を習得することができます。

剪定は、今説明したような間引きや葉先が傷んだ時に葉の形状に沿ってカットする剪定もあります。観葉とは「葉を観る」と書きます。葉を美しく魅せるテクニックを身につけると、植物との暮らしが一層楽しくなることでしょう!

これから、実際にお客様と行っているパーソナルケアの事例をお伝えしていきますので、ご参考にしてみてください。