植物と人
人
人は先天的に「生命あるもの」を好む心理的傾向があり、「自然とつながりたい」と思う本能的欲求があるという『バイオフィリア』という概念があります。(エドワード.O.ウィルソン氏 提唱)
天然素材、植物、木や石、水景、自然を模した色や模様を使って空間をデザインすることは、自然とのつながりを感じて心理的回復を高めることで心身の健康や「欲求」を満たします。
また、人は他社共存の社会で生きているという本質があります。植物は天気と同じくらい当たり障りのないコミュニケーションツールとして、人と人をつなぎ、人らしさを得ることで「本質」を満たします。
1.欲求面について
・人類が先天的に持つ「生命あるもの」を愛好する心理的傾向を満たしてくれる。
・人は自然を欲する生きもので「自然とつながりたい」と思う本能的欲求を満たしてくれる。
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人が持つ欲求を満たすことで、心地よさを感じ、謙虚さや思いやりなど人として大切なことを有することができます。
2.環境面について
・幸福度・健康感・創造性が15%UP、生産性が6%UPすることが分かりました。
(米Interface社「Human Space Report」より引用)
・空気中の揮発性有機化合物(ホルムアルデヒドなど)を除去し、「空気の質」が向上します。
・幼稚園や小学校では観葉植物を設置したところ、集中力が増し積極的に勉強に取り組めるようになったり、仲間はずれやイジメなどが少なくなり、協調性や共感力が生まれました。
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働き方改革でテレワークなど室内環境の向上が求められるなか、美しい空気やパフォーマンス・コミュニケーション能力の向上のための最適解な環境をつくることができます。
3.健康面について
・ストレスホルモンを抑制するセロトニンや、幸せホルモンのオキシトシンの分泌を促して幸福度を向上させます。幸せホルモンは、唯一人から人へ移るホルモンで家族や友人への好循環を生みます。
・ホメオスタシス(恒常性維持機能)が正常になり、心拍や血圧の高低を調律し本来の身体に還ります。
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自律神経系への働きかけ、脳内ホルモンの分泌などにより、ポジティブ思考・ストレス緩和・働く意欲・学力が向上し、結果的に健康感・生産性・幸福度の向上につながります。
「人が植物を育てる」といいますが、実は「植物が人を育む」ような気がします。植物と触れ合うことで、人は何かを感じ恩恵を受けています。植物が人に与えるチカラは計り知れないものですね。