設計段階から入ると、こんなことができる
建築
TVボード家具に植栽マスを造ったり、TVボード面を真っ直ぐでなく斜めにすることでできた上部スペースにも植物を置くことを想定した造作になります。家具から植物が生えているような不思議な感覚になります。
カウンターや腰壁に植栽マスを造作すると、コンパクトでスッキリしたデザインになります。植栽マスは設置する植物の大きさによって寸法を変えることが出来ますので、設計段階から入ると空間がすべて植物の器になることが可能になります。ちなみに、一番下のスペースはルンバの基地になります。
ZEH住宅ではエコキュートなどが使われますが、見た目が無機質で圧迫感があります。そこで、木枠を廻して蔓性の植物を這わせることでデザイン的にも、温暖化の環境の点でも効果的です。
新築やリノベーションでは、完成後に置ける場所に植物を検討される人が多いですが、設計段階から検討することで、家のコンセプトに沿った植物や好きな植物をデザイン性・環境適合性・家事動線の観点から空間に落とし込むことによって、家がより安全で快適な空間になります。さらに造作技術を駆使することで、他とは違う自分たちオリジナルの植物空間を創ることができます。